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新しい習慣を身につけるのは、物事が順調な時でも一苦労だ。心身ともに疲れ切っている状態であれば、現状を変えることにエネルギーを投じるのは容易でない。筆者は、睡眠、栄養、運動というセルフケアの基本を忘れないことが、新たな習慣を身につけるうえで重要だと指摘する。


 物事がすこぶる順調に進んでいる時でさえ、新しい習慣を身につけるのに苦労することがある。ましてや疲労困憊している時に、何かを変えようとするのは容易ではない。

 この2、3年、ほぼすべての人が限界までストレッチしてきた。気づけば消耗し、いまの状況を立て直せるという確信も持てなくなっている。あるいは単純に、どこから手をつければいいのかわからなくなっているのかもしれない。

 活力を取り戻すには習慣の改善が必要だが、それを試みるだけの意志力もモチベーションも湧いてこないという悪循環に陥った時、どうすればよいのだろうか。

 時間管理のコーチである筆者のもとを訪れる人々の多くは、すでに疲れ切っている。なかにはバーンアウト(燃え尽き症候群)に陥っている人もいる。彼らは変わりたいのだが、どこから着手すればよいのかわからずにいる。それならば、彼らの現状を尊重しつつも、現状のまま放置することがないように、回復への道を探る必要があるだろう。

 前進をサポートする時に大切なのは、非難しないことだ。彼らはすでに十分、自分を責めている。長期的に最も効果があるのは、おだやかで全人格的なアプローチを取ることだ。睡眠、栄養、運動というセルフケアの基本を忘れないことが、時間管理の他の領域で前進するための土台になる。

 疲れ果てている中でも変化を求める人のために、新しい習慣を持続的に確立していく方法を紹介しよう。