2022年5月号

混迷する世界で生き残るための新たな危機管理法

政治的・経済的リスクが複雑に絡み合う

ジョン E. キャソス

ジョン E. キャソス

アメリカン大学シャルジャ校 准教授

アラブ首長国連邦(UAE)にあるアメリカン大学シャルジャ校の准教授。専門は企業法、企業倫理、企業の社会的責任。クイーンズ大学ベルファスト校でリサーチアフィリエートも務める。研究者としては、学術書やメディア掲載記事のほか、企業の取締役会や国際組織向けのリポートも多数手がける。これまでにイラクやレバノン、キプロス、シリア、スリランカ、香港でフィールドワークを実施し、危機に見舞われた地域における企業経営に関して世界有数の研究者と目される。教育者としては、米国、欧州、中東、アフリカで学部生、大学院生、エグゼクティブを対象に、世界をよりよい方向に導く、より倫理的で持続可能な組織の経営法を教えている。

ジェイソン・ミクリアン

ジェイソン・ミクリアン

オスロ大学開発・環境センター シニアリサーチャー

企業経営や平和に関して多数の著作があり、バングラデシュやコロンビア、インド、コンゴ民主共和国でのフィールドワークに基づく論文で受賞歴を持つ。企業経営、平和構築、危機対応に関する世界的権威と目され、多くの企業や組織で取締役や専門家パネルの上級委員も務める。また、『ニューヨークタイムズ』紙やBBC、『フォーリンポリシー』誌、『エコノミスト』誌などの報道機関に寄稿するほか、専門家の立場からコメントも寄せている。スコット・カーニーとの共著書に、The Vortex: A True Story of History's Deadliest Storm, an Unspeakable War, and Liberation, HarperCollins, 2022.(未訳)がある。

気候変動、グローバル化、格差拡大…‥長期的な流れの一つひとつが深刻な危機を招くのみならず、その3つが重なれば問題はさらに増大する。新型コロナウイルスのパンデミックは医療危機であるだけでなく、経済的・政治的な危機でもある。こうした異常事態にあって、これまで企業が頼りにしてきた危機対応策はもはや通用しない。そんな中、一部の企業は、絶え間ない危機によってもたらされた不確実性をマネジメントする術を習得し、磨きをかけている。成功のカギを握る3つのヒントを提示する。
PDF論文:11ページ[約2,439KB]
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