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世界では毎日のように武力紛争や自然災害が起きているため、チームの中に直接の影響を受けた人がいない限り、それが逐一話題に上ることはない。しかし、特定の悲劇的な出来事が注目を浴び、そのニュースにメンバーが心を痛めている時、チームでどのような会話を交わすべきなのか。本稿では、会話を通じてメンバーの不安を取り除く3つのステップを紹介する。


 世界的な地政学的危機が心に重くのしかかる中、チームをどのようにマネジメントすればよいのだろうか。

 世界ではほぼ毎日、残虐な出来事が起きている。自分やチームの誰かが個人的な影響を受けない限り、朝のスタッフミーティングを黙祷から始めたりはしない。だが、1つの出来事が世界的な注目を浴びている時、私たちリーダーやマネジャーは、それをどのように扱えばよいのだろうか。

 筆者と同じくハーバード・ケネディスクールのフェローを務め、カスケード・ストラテジーの社長であるジョン・ハーバーが最近語ったある見解に、筆者は深く共感した。「リーダーとしてコミュニケーションを取る時は、常にメガホンで話しているようなものです。我々の言葉とは行動なのです」

 権威ある立場に就いている人の言葉には、特別な重みがある。言葉を通じて不安を助長することも、支援的な文化をつくり出すこともできる。とはいえ、何を行ったり、何を言ったりすべきなのかは、なかなかわからないものだ。そのような時は、次の3つの簡単なステップから始めるとよいだろう。