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新型コロナウイルス感染症のパンデミックを通じて、仕事の意義は何か、自分が追求すべきパーパスは何かを多くの人が問い直すことになり、大退職時代が到来した。転職という重大な決断を下す前は慎重になるべきだが、いくつかのサインが見られるのならば、次に進むべきタイミングだといえる。本稿では、新たな道に踏み出すべきかどうかを判断するための6つの指標を紹介する。


 過去2年にわたり、記録的な数の人々がみずから職場を去っている。いまではこの動きが拡大し、「大退職時代」(グレート・レジグネーション)と呼ばれるまでになった。

 ギグエコノミーに柔軟な働き方を求めて退職する人もいれば、ライフスタイルを変えるために仕事を辞める人もいる。しかし多くの人々は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックと、それに関連する社会変動に刺激され、自分の人生について、そして自分にパーパスを与えてくれるものは何かについて、深く見つめ直すようになった。

 あなたもその一人だろうか。行き詰まりを感じて、さらなるパーパスやエンゲージメントを与えてくれる変化を求めているのだろうか。そうだとすれば、それは極めて自然なことである。

 あなたのパーパスは時間とともに移り変わるものであり、再活性化するために新たな方法を求め続けるのは正しいといえる。とはいえ、そのような移行期を切り抜けるのは容易ではない。

 筆者が著書HBR Guide to Crafting Your Purpose(未訳)で強調しているように、かつてパーパスを与えてくれた行動を捨てるという難しい決断に向き合うべき瞬間は、誰しもに訪れる。しかし、キャリアチェンジという大きな決断を下す際は、慎重に考えなくてはならない。

 筆者は常々、新しい道へと進む前に、いまやっている仕事の再構成を検討するようにアドバイスしている。もちろん、新たな道に踏み出すことが正しい選択という時もある。

 大退職時代の波に乗ったり、キャリアトランジション(キャリアの移行)を行ったりすることを考えているならば、以下に挙げるいくつかのサインが、決断を下す際に役立つだろう。かつて意義を与えてくれた仕事を手放し、次に進むべきタイミングは本当にいまなのかを判断する指標になるはずだ。