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リーダーとしての影響力を最大化するために、見落としてはならない重要なポイントがある。サーカディアンリズム(概日リズム) だ。朝のほうが活動的なヒバリ型か、それとも夜のほうが活動的なフクロウ型なのか、自分とフォロワーのタイプを知り、あなたのカリスマ性が最も高まるタイミングでリーダーシップを発揮するとよい。


 カリスマは持って生まれるものであり、ある人とない人がいる――メディアではよく、このように描かれることが多い。人の心を動かすインスピレーショナルリーダーは、いかなる状況にも対応でき、周囲のモチベーションを高める。

 だが、この描写は、生理学的な重要事実を見落としている。すなわち、サーカディアンリズム(概日リズム)だ。

 サーカディアンプロセスとは、約24時間周期の体内時計のことで、多くの生理現象(最もよく知られるのは睡眠と覚醒)に影響を与え、認知機能や気分や行動の強力なドライバーになる。人は、通常の覚醒期で注意力が最も高い時、より明瞭なコミュニケーションを取り、よりポジティブな感情を示す。一方、通常の睡眠期には、たとえ目覚めていても、こうした活動が鈍くなる。

 ただし、サーカディアンプロセスは人によってそのリズムが異なる。早寝早起きの「ヒバリ型」の人もいれば、遅寝遅起きの「フクロウ型」の人もいる。このような違いは、クロノタイプ(日周指向性)と呼ばれる。

 カリスマ的な人は、希望や楽観や興奮といったポジティブ感情を示す。カリスマ的なリーダーになりたいなら、こうした興奮を従業員に吹き込むために、自分の感情表現をコントロールしなければいけない。