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仕事から意識的に離れることは、バーンアウトを防ぐうえで重要だ。では、貴重な休暇をどのように過ごすべきなのか。疲れている時ほど、テレビを観たり、昼寝をしたり、ぼんやりと目的なく時間を消化しがちだ。しかし実際には、休みの日に達成すべきゴールを設定したほうが回復は進み、幸福度も高まることが、筆者らの研究から明らかになった。


 バーンアウト(燃え尽き症候群)が確実に増加していると、エビデンスは明示している。バーンアウトを防ぐために提案されるのは通常、定期的に仕事を休むことだ。しかし、活力を最大限に回復し、ウェルビーイングを維持したい場合、どのような休暇を過ごすべきなのか。

 驚くかもしれないが、身を粉にして働く日々の疲れから回復したい場合、受動的な「休息とくつろぎ」は、休みのゴールを設定し、それを達成した時ほどの効果を得られない。ここで言う「ゴール」とは、仕事の目標ではなく、個人的な目標である。たとえば、友人や家族とともに過ごす、趣味を追求する、クローゼットの中を整理するといったが挙げられる。

 個人的なゴールが何であれ、休暇中の時間をどのように使いたいかを計画することは重要だ。筆者らはこれを「プロアクティブリカバリー」(積極的回復)と呼んでいる。そして、プロアクティブリカバリーを実行した場合、受動的に回復しようとする時よりも幸福度が高まることがわかっている。