2022年1月号

iPS細胞による網膜再生に世界で初めて成功した理由

[インタビュー]「患者のために」と走り続けた25年の軌跡

髙橋 政代 :ビジョンケア 代表取締役社長

髙橋 政代

ビジョンケア 代表取締役社長

1986年京都大学医学部卒業。1992年京大大学院医学研究科博士課程(視覚病態学)修了。京大医学部助手を経て1995年に米国ソーク研究所に留学し、幹細胞を用いた網膜治療の可能性を見出す。帰国後、京大助教授を経て、2006年より理化学研究所に所属。2014年に自家iPS細胞由来の網膜色素上皮シート移植の臨床研究を始め、世界初の移植手術に成功。その後、研究成果の臨床応用に注力するために、2017年12月に神戸アイセンターを設立し、研究、臨床、患者ケアを一体化。同時に治療開発を促進するためビジョンケアを設立し、2019年8月に代表取締役に就任。2019年8月から理化学研究所の客員主管研究員(生命科学研究センター 網膜再生医療研究開発プロジェクト)。

数多くの革新的な商品やサービスも、元をたどれば一つの基礎研究やプロジェクトから始まっているケースが多い。そうしたシーズ(種)を育てて芽を出すためには、どのようなマネジメントが必要なのだろうか。眼科医であり、理化学研究所のプロジェクトリーダーでもあった髙橋政代氏は、2014年に世界で初めてiPS細胞からつくった網膜細胞を患者へ移植する臨床研究に成功した。その後、研究と治療、患者ケアまでを一気通貫にした構想を掲げて起業し、現在はビジョンケアの社長として、再生医療の事業化や産業化に取り組んでいる。髙橋氏の約25年にわたる研究や活動からイノベーションに欠かせない考え方を探った。
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