(1)「チーム以外では、誰と会うべきでしょうか」

 組織がようやく人材中心、実力本位に変わってきたとはいえ、昔からいわれる「何を知っているかより、誰を知っているかのほうが大事だ」という理屈は、いまも変わらない。社内政治が重要なのは、そのためだ。

 相手に影響を与える方法を見出す能力は、新しいチームや組織のソーシャルダイナミクス(社会力学)を支配している、暗黙や非公式のネットワークを素早く理解することで向上する。あなたにその情報を提供する最適な人物は、自分の上司だ。

(2)「コミュニケーションは、どのように取るのがよいでしょうか」

 在宅勤務、オフィス復帰、何らかの形のハイブリッドワークというように、短期的な職場環境が不確定な人が多い中、上司とのコミュニケーションを最善の方法で進めるためには、柔軟に対応できることが重要になる。直接顔を合わせたことのない相手なら、特にそうだろう。

(3)「指示やフィードバックが必要な時は、どのようにお願いするのがベストですか」

 毎週15分のチャットや定期的な状況確認のメールであっても、自分の仕事ぶりに関するフィードバックを定期的に得るためのリズムが確立できれば、パフォーマンス向上への努力を調整したり、方向修正したりしやすくなるだろう。

(4)「チームをサポートして組織に価値をもたらすには、私に何ができるでしょうか」

 この質問によってあなたの役割が明確になり、上司の期待に沿う形で、戦略的にタスクや取り組みの優先順位をつけることが可能になる。

 何を最優先すべきか、チームメンバーがその通りに動けているかをどのように見ているか、部下に最も求めているのは何かを、明確かつ詳細に説明しない上司が多い。これを早めに知ることで、最も重要な部分に貢献できるようになる。

(5)「あなたが私の立場だったら、どのようにしますか」

 この質問は、あなたに対する上司の共感を誘い、あなたの視点で物事を見るようにうながすだけではなく、あなたが上司を敬い、上司が持つ専門知識を高く評価していることが伝わる。

 上司の助言が、いかに論理的で洞察力に満ちていようといまいと、互いの間によい絆が生まれ、あなたは上司の考え方、感じ方、振る舞い方をより深く理解できるようになるはずだ。