●期限を設定する

 コンサルタントで講演家のペトラ・コルバーの場合、始まりは自分の願いを何気なく口にしたことだった。ペトラは自著の出版記念パーティで取材を受けた際、DJの技法を身につけたいと語ったのだ。

 だが、北米最大級のフィットネスイベントを運営する友人が話を持ちかけてきた時、その夢はにわかに現実味を帯びてきた。友人はこう言ったのだ。「いまから1年後、うちのVIP向けパーティで、きみがDJをやることになった」

 ペトラは、すぐには実感がわかなかったが、日が経つにつれ、自分がどれだけ途方もない約束をしたのかがわかってきた。著名人600人が集う、イベント後のパーティを仕切るのだ。

「リスクが高いのはわかっていました。人前で恥をさらす可能性が現実に迫ってきたのですから」とペトラは言った。彼女はよりいっそう、DJとしてのトレーニングに力を入れ、イベントは成功を収めた。

 ペトラと同様、私たちの多くには、行動を起こすための期限が必要だ。時には、友人やクライアントが期限を決めてくれることもある。しかし、そうでない場合は、自分自身で強制力のある仕掛けを設定するのがよいだろう。

 何かの講座に登録すれば、その夜は勉強することになる。人前でパフォーマンスや展示をすると約束したなら、その準備をしなければならない。