「戦略」と「技術」の橋渡し役が不可欠

──三井不動産グループ長期経営方針「VISION 2025」で掲げている「テクノロジーを活用し、不動産業そのものをイノベーション」するという目標はどの程度達成できましたか。

塩谷 永続的なチャレンジですから、目標の達成度はこれからもずっと「途上」です。全社でのDXの取り組み自体数が多いので、DX推進の質と生産性を高めることと、組織能力を向上させることが眼下の課題です。IGPさんに支援いただいた事例としては、オフィスビルでの5G活用があります。施策が顧客や当社にどのような価値があるのかを検討するところから伴走してもらいました。もうひとつはシェアオフィス事業「ワークスタイリング」のデータ活用戦略策定。利用者のデータを分析した上で、顧客体験向上や運営の効率化につなげる施策を共に考えてもらいました。

──IGPは三井不動産のDX戦略で、どんな役割を果たしていますか。

古嶋 DXの成功には「戦略」と実現させる「技術」をしっかり結びつけることが不可欠です。戦略と技術の橋渡し役となることが我々の最大の特徴であり、存在意義だと認識しています。多種多様な領域にまたがるDXは、いわば“総合格闘技”であり、あらゆる分野に精通して初めて、確かな橋渡し役が務まります。IGPの中で私が率いるチームメンバーは、戦略策定だけでなくデータの利活用やシステムエンジニアリング、AI活用のすべてを一人で担当し、少数精鋭でプロジェクトの企画立案から実行までご支援します。

──DXの将来像、今後の展望について伺います。

塩谷 「事業変革」と「働き方改革」の両輪でDX推進し、顧客志向で社会課題の解決につなげていきたい。

 我々の事業領域は、オフィスビルや商業施設、ホテル、住宅、ロジスティクスなど多岐にわたります。「働く・すまう・楽しむ」という生活全般をDXしていき、アップデートしていくことが我々の使命であると考えます。

■お問い合わせ
イグニション・ポイント株式会社
〒150-0011 東京都渋谷区東1丁目32-12 渋谷プロパティータワー8F 
URL:https://www.ignitionpoint-inc.com/