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バーチャル会議が立て続けに入るのは、もはや日常の光景になった。慣れないプラットフォームを操作するという技術的課題はクリアになったものの、今度は、バーチャル会議を効果的かつ効率的に進めるという適応課題に直面している。意見を言いたくても、相手の発言をどう遮ればいいのかわからない。逆に、話が長くなり、限られた貴重な時間を無駄にしてしまう。そうした悩みを抱えているリーダーは少なくないだろう。本稿では、バーチャル会議で発言する際の3つのコツと、発言を控えるべき3つのタイミングを紹介する。


 あらゆる規模の企業が、いつどのようにオフィスに戻るべきかを模索しているが、それに伴う数多くの課題やいら立ちとともに、バーチャル会議が存続するのは確実だろう。対面に戻る人が増えるにつれ、ハイブリッド会議も増えていく。

 私たちは、ミュートボタンの場所や、スライドを共有する(だがデスクトップには表示しない)方法を学習するといった技術的課題については、ほぼクリアした。いま直面しているのは、バーチャル会議を効果的かつ効率的に進めるという適応課題だ。

 筆者らが最近実施したベンチマーク調査の結果を見ると、コロナ禍の影響でプレゼンテーションの回数は減ったが、バーチャル会議で話す機会はかつてないほど増えている。そして、不満がさらに高まっている。

 筆者らがリーダーを対象に実施しているバーチャルコミュニケーションのワークショップでも、小規模の非営利団体からグローバルなフォーチュン50企業まで、さまざまなクライアントから同じ質問を受ける。「バーチャル会議では、どのように発言すればよいのでしょうか。部下と私が競うように同時に話し出すのを、どう防げばよいでしょうか」

 あるクライアントの体験談が示すように、それは会社の収益に関わる可能性さえある。「私は部下と絶えず互いの話を遮っていますが、クライアントの前でも同じことをしてしまうのは恥ずかしいことです」

 筆者が以前、HBRの論稿で書いたように、会議で積極的に発言する意欲は、リーダーシップレディネス(準備性)を測定する評価基準の一つだ。対面の機会がないいま、バーチャル環境で他者とどう関わるかが、仕事でもそれ以外でも、人間関係の主要な牽引力となる。

 そのことを念頭に置き、バーチャル会議で発言する際の3つのコツと、発言を控えるべきタイミングに関する3つの忠告を以下に紹介する。