変化と変革に即応できる
「リアルタイム・エンタープライズ」へ

――ところで、日本企業における課題として、現場と経営層、管理層との間に乖離があり、意思決定層に現場の課題がうまく伝わらないということがよく指摘されます。どうすれば意思決定層は現場の課題を共有できるようになるのでしょうか。

山崎 ベライゾンにおける社内コミュニケーションのあり方が、一つの参考になるかもしれませんね。私は、社員番号が65万番目の社員としてベライゾンに入社しました。大企業ですよね、きっと(笑)。また、コロナ禍のなかでの就任ということもあり、アメリカ本社のCEOをはじめとした経営層、欧州やアジア太平洋地域のリーダーたちとも直接は会っていませんが、彼らと距離があると感じたことはありません。あらゆる情報は全社で共有すべきだという考え方のもと、経営層がしつこいくらい現場に語りかけてくるからです。

 彼らは日本のビジネスに常に関心を持ち、お客様の固有名詞や過去の数字を躊躇なく繰り出しながら、前のめりになって聞いてきます。なんとなく理解することを良しとせず、具体的な情報のアップデートを歓迎します。これは現場においても同じことが言え、私もいくつかの外資系企業で働いてきましたが、パソコンを開けば、「どこでもドア」のようにグローバルの仲間と即座につながるという感覚を持ったのは初めてです。

 ベライゾンジャパンの社員は全員がバイリンガル、うち20%以上が外国人ですので、比較的にグローバルのメッセージを受け取りやすいアドバンテージがあるのかもしれませんが、日本においても、私が全社に向けて話をする際には、経営に関する重要な数字も含めて、「これは話しすぎかな」と思うくらいを一つの基準に置いています。そのような経営層から現場に対する率直さ、信頼と敬意が課題共有への近道ではないでしょうか。

――ちなみに、ベライゾンはリモートワークを支援するためのコミュニケーションツールも提供しているそうですね。

山崎 2020年3月にビデオ会議サービスを提供するBlue Jeans Network社を買収しました。BlueJeansは法人向けのビデオ会議サービスで、一度に200人までの双方向コミュニケーションや最大5万人のライブ参加が可能です。システムとしての安全性の高さに定評があり、アメリカではBlueJeansを使った遠隔医療ソリューション(BlueJeans Telehealth)を展開しています。

――最後に、ベライゾンおよびベライゾンジャパンの今後の目標について聞かせてください。

山崎 グローバルでは、事業の2本柱であるネットワーク、セキュリティの業績がいずれも堅調に推移しており、特にベライゾンジャパンでは2020年からセキュリティの業績が前年比30%増の勢いで伸長しています。この勢いを加速させるべく人材を大幅に増員し、お客様へのサービス対応を強化していきます。

 また、従来型のネットワークサービスからNaaSへの転換、ゼロトラストに対応したセキュリティサービスの提供、BlueJeansをはじめとした“働き方改革”を支援するアプリケーションやサービスなどの提供によって、日本企業のDXを支援します。

 もちろんプライベート5Gについても、積極的に導入や活用を支援していきます。ただ、5G/MECが実現できるのはあくまでエッジ部分の高速化であり、部分最適です。それ以外が従前のトラディショナルなネットワークのままであっては、その恩恵をフルに享受することはできません。そこで、ネットワークを含めたお客様のIT基盤全体をクラウドセントリックかつセキュアに強化することで、ビジネスの現況に迅速に対応できる「リアルタイム・エンタープライズ」を実現することが重要になってきます。

 ベライゾンは、お客様がIT基盤を利用してリアルタイム・エンタープライズを実現するために、コンサルティングを含めた、文字通りのワンストップかつトータルなソリューションを提供します。そして、変化よりも大きな「変革」が求められているなかで、リアルタイム・エンタープライズの潮流を牽引するとともに、いま、この瞬間のビジネスニーズの変化に即応しようとチャレンジされているお客様のイノベーションの実現に貢献していきます。ぜひ、ご期待ください。

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ベライゾンジャパン合同会社
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