2005年7月号

選択バイアスの罠

成功事例は真実を語っていない

ジャーカー・デンレル :スタンフォード大学 経営大学院 助教授

ジャーカー・デンレル

スタンフォード大学 経営大学院 助教授

ケース・スタディのほとんどが成功事例の研究である。ビジネスマンの大半がこれをありがたがっているが、成功事例から導かれる結論は必ずしも真実とは言い切れない。これは断言できる。なぜなら、失敗事例を無視しているからだ。これは、統計学で「選択バイアス」と呼ばれる現象である。成功事例だけの研究で固められた調査などはその典型といえる。しかし、特にマネジメントの失敗例を入手することは難しく、おのずと成功例ばかり見ることとなり、選択バイアスから逃れられない。我々はまず疑わなければならない。事例を語る人々も、その事例も。それはステレオタイプな線形思考からの脱却でもある。

ジャーカー・デンレルスタンフォード大学 経営大学院 助教授

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