さらに、今回、DXプラットフォームに、「パルス調査機能」も搭載します。これによって、ストレスチェックやエンゲージメントサーベイなど詳細な年度調査=センサスとは別に、日々の状況の変化を把握することが可能となります。また、当社パルス調査では、センサスで明らかになった課題別解決策の効果を短いスパンで可視化する機能もあり、継続的なPDCAサイクルの実現を支援します。この機能は、ストレスチェック・エンゲージメントサーベイとパルス調査をワンストップで提供する当社だからこその特徴です。

データに基づく効果検証で
効率的な健康経営を支援

──今後、DXプラットフォームに福利厚生支援サービスを組み込む予定があるそうですが、その理由は。

 当社は、2021年4月に総合福利厚生アウトソーシング事業を手がけるリソルライフサポートの49%の株式を取得しました。現在の一般的な福利厚生アウトソーシングサービスは、余暇・健康支援、育児・介護支援など福利厚生に関連する多くのメニューが含まれているものの、実際には、旅行やレジャー、食費支援など余暇支援の利用がほとんどというのが実態です。

 一方、福利厚生支援サービスを当社のDXプラットフォームに組み込むことで、その情報や機能を活用し、課題を持つ従業員に対し、最も適切なタイミングで、的確な福利厚生支援、たとえば健康、育児・介護、病気やケガ、保険、自己研鑽に関わるメニューを提供することが可能になると考えました。

 これにより、多額のコストを投じている企業からみても、従業員を本来の福利厚生、つまり従業員のよりよい生活の実現とエンゲージメントや会社に対するロイヤリティの向上につながるようなサービスに誘導することができ、より投資効果の高い福利厚生支援を実現させることができるのです。さらに、このリソルライフサポートの株式取得は、当社が目指してきたB to B to E(従業員)領域への事業展開を加速させるという意味でも重要です。

 今後は、スタートアップ企業に出資するCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)機能も活用し、健康、育児・介護、病気やケガ、保険、自己研鑽などに関連するto E向けサービスの強化を目指します。

──ウェルビーイングを重視した健康経営が注目されていますが、米国では市場規模がすでに1兆円を超えているそうですね。

 米国でも当社が提供するDXプラットフォームと同様に、フィジカルとメンタルの健康、福利厚生、センサスやパルス調査を一体化した「ウェルビーイング・プラットフォーム」と呼ばれるサービスが拡大しています。当社は、日本でのこの分野の先駆けとなることを目指し、ウェルビーイングプラットフォーマーであると同時に、ウェルビーイング向上のためのソリューションプロバイダーとして、事業拡大を目指します。

 人生において、多くの時間と意味を占める仕事が、各従業員にとって満ち足りたものであることは、きわめて重要です。また、このことは、企業の価値向上にも直結します。当社は、今後も従業員のウェルビーイングの実現に向け、さらなる進化を遂げていくつもりです。

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