2021年7月号

バーンアウト:使命感の喪失が引き起こす「病」

理想や熱意を持つ人ほど陥りやすい

久保 真人 :同志社大学 教授

久保 真人

同志社大学 教授

1983年京都大学文学部卒。1988年同大大学院文学研究科博士課程中退。1999年同大大学院文学研究科博士(文学)取得。1988年大阪教育大学教育学部助手、2004年同志社大学政策学部助教授などを経て、2006年より現職。専門は組織心理学。著書に『バーンアウトの心理学──燃え尽き症候群とは』(サイエンス社、2004年)など。

スポーツ選手の引退会見で見られるように、「燃え尽きた」という言葉は「何かを達成した後の清々しさ」の表現として使われることも多い。しかし、社会で問題になっているバーンアウト(燃え尽き症候群)は、清々しさとは正反対の、むしろ「燃えたかったのに燃えられなかった」不完全燃焼の意味に近く、喪失感や抑鬱感をもたらす。とりわけ、使命感や熱意を持って仕事に取り組む人が陥りやすく、企業にとってもそのような人材がバーンアウトしてしまうことは大きな痛手だ。本稿では、長年にわたりバーンアウト研究に取り組む筆者が、バーンアウトを特徴付ける3つの症状や発生リスクについて解説する。そのうえで、防ぐための方法として筆者が注目する「突き放した関心」を取り上げる。
PDF論文:11ページ[約1,521KB]
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