詩を使ってクリエイティビティと
コンテンツを融合させる

 何かがほとばしるような状態になってエネルギーがあふれ出る時は、インスピレーションが湧いて、アイデアが無限に出てくる。

 詩によって、心の奥底にある考えが、先入観なく自由に流れ出てくる。詩は「ソネット」や「弱強五歩格」といった形式が重要なのではなく、抽象的で無意味なものでよいのだ。

 朝、数分間の詩のセッションを実施してみよう。意識の流れによってとりとめなく綴るものでも、ある言葉に対して6語で表現するものでも、入念に構成するものでもいい。

 どんな詩もそうだが、不条理な戯言もあれば、その人の現実と絡んだものもあるだろう。内面の独白から何かテーマが浮かぶかどうかや、いまの仕事にどう応用できるかなど、メンバーが詩の可能性を引き出したいと思わない限りは、チームで共有することを強いてはいけない。

 こうした詩のセッションに対する反応がよければ、詩の朗読を競うポエトリースラムやオープンマイクのイベントをオンラインで定期的に開催しよう。コミュニケーションのスタイルを試す場を提供でき、人々がクリエイティビティを処理し、伝える方法を変化させることができるだろう。

音楽で新しいコンセプトやつながりを生む

 ジャズミュージシャンはフロー状態になることで、脳のさまざまな部分にアクセスし、流れるように演奏することができる。流れるものすべてがそうであるように、次第に勢いが増すが、予測できるものではなく、あくまで反応的なものだ。

 会議では、音楽を使って沈黙にエネルギーを注ぐことができる。参加者を待つ時や、あるトピックについて考えている時などのためにプレイリストを用意しておくといい。音楽が人々をリラックスさせたり、物思いにふけさせたりする。共有のプレイリストを提案して、気分に合った曲やおすすめの曲を追加できるようにすることもできる。

 音楽には人を結びつけ、自分の一部を共有することを可能にする力がある。また、音楽は普遍的であるべきで、聴覚に障害のある人のためにトランスクリプションやミュージックビジュアライザーなどのツールや、特定の周波数の曲などを用意するといい。

 芸術はビジネスにおいて重要な役割を持っている。芸術は単なる楽しみではなく、従業員の考えや押さえ込まれた感情を建設的なものに変えることができる。うんざりし、刺激がないと感じる恐れのあるリモートチームにとっては特に、芸術的な活動によって新しい流れを探りながら団結することができる。

 ここで紹介した芸術的なテクニックを使って、あなたのチームがクリエイティビティを発揮できるかどうかを試してほしい。


HBR.org原文:Use Art to Reignite Your Team's Motivation, March 17, 2021.