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コロナ禍で先が見えない中、私たちの多くは依然として多くのストレスを抱え、精神的に疲れ果てている。職場でも明るい雰囲気が消えて、同僚も意気消沈しているかもしれない。だが、停滞の中で敗北主義に陥ってはいけない。いまこそ、ポジティブな変化を創出するために、リーダー自身が楽観的な気持ちを取り戻し、同僚を元気づけることが不可欠だ。本稿では、組織やイノベーション、瞑想に関する著名な思想家による4つの助言を紹介する。


 楽観主義者にとって、いまは試練の時だ。新型コロナウイルス感染者による死者数は依然として悲劇的な高水準にあり、雇用の拡大はどこまでも低水準に抑えられている。同僚や子どもたちの多くが「パンデミックの壁」に直面してストレスを抱え、疲れ果て、そして怒っている。

 連日にわたり、企業や大学がコロナ禍で直面している苦境を報じてきた『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙が最近、ある組織の危機を一面で報じたのは無理もない。その組織とは、オプティミスト・インターナショナルだ。

 楽観主義者の集まりを自認する同組織は、110年前に設立され、世界各地に支部を持つ。現在の会員数は6万人と、ピーク時の19万人に比べれば大幅に減少したが、同クラブを運営するリーダーはその基本理念に忠実な姿勢を維持している。

「どん底まで落ちたならば、あとは上昇するしかない」と、ある支部の代表は言う。「私にも楽観的な気持ちが戻ってきた」

 いまこそ、私たちの誰もが楽観的な気持ちを取り戻すことが重要だ。リーダーシップに関する著名な研究者として知られ、さまざまな世代のエグゼクティブに影響を与えてきたスタンフォード大学教授の故ジョン・ガードナーは、無邪気な信頼からポジティブな変化が生まれることはめったにないが、絶望や敗北主義からポジティブな変化が生まれることもないと論じた。

「リーダーの仕事は徹頭徹尾、希望を持ち続けることだ」と、ガードナーは1968年に書いている。当時も混乱と苦悩の時代だった。「私たちは、自分自身と自分の未来を信じる必要がある。ただしそれは、人生は容易なものだと思うことではない」

 言い換えれば、リーダーは同僚が現実的かつ楽観主義でいる助けになる。だが、会社の経営者であれチームのマネジャーであれ、世界全体が意気消沈している時に、同僚を元気づけるにはどうすればよいのか。物事が何もかも絶望的に思える状況で、どうすれば希望を持ち続けられるのだろうか。

 そこで、組織やイノベーション、さらには瞑想に関する著名な思想家による4つの助言を紹介しよう。きっと、あなたがよりポジティブな未来を築く一助になると、私は楽観視している。