(3)意見や推測に基づいた話題を取り入れる

 チームが公平に意見を述べることのできる場を設けよう。時折、大半の人が意見を持つ話題を取り上げ、投票をして個人的な意見をまとめ、それについて話し合う。

 ジョージは「とりとめのない話」ではなく、広範なテーマについて意見を募ることができるトピックや、クリエイティブなブレーンストーミングにつながる話題を取り入れるべきだ。

 これらは「仕事に関係する話」であることに変わりはないが、日常的な業務のアジェンダよりもはるかに高いレベルのものだ。また、意見に基づいているため、他のメンバーの意見を覆すような特別な専門性を主張することは難しくなる。

「観客1万人以上を動員する屋内スポーツやコンサートは、次にいつ開催されると思うか」といった質問には、現時点では正解がない。こうしたトピックについてジョージのチームが15分ほど話し合うのも、素晴らしいスタートになるだろう。

(4)会議の最後は自由な時間にする

 効率性を重視するローズの懸念に配慮しつつ、気楽なおしゃべりの機会を設けるもう一つの方法はシンプルなものだ。選択を各参加者に委ねるのだ。

 もしローズが、ジョージが次のスタッフミーティングの終わりに予定に組み込まれていない15~20分を使っておしゃべりをする可能性があることを事前に知っていれば、彼女はその場に残るかどうかを自分で決めることができる。

 会議の初めにおしゃべりが続いた時とは異なり、ローズは不意打ちされたようには感じず、本題に入るまでどれくらいの時間がかかるかわからないまま会議に縛られることもない。その場を去る必要があれば、そうするだけだ。出席者はみな、必要に応じて抜けることができるとわかっているので、ジョージのグループはより和やかになるだろう。

 世間話は大切だ。いまこそ、あなたのチームの文化に欠けている世間話をバーチャルな世界に取り入れよう。


HBR.org原文:Make Time for Small Talk in Your Virtual Meetings, February 18, 2021.