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言われた仕事を指示通りに進めているだけではいけないとわかっていても、やるべきことをただこなすだけの毎日を送ってはいないだろうか。何の刺激も得られず、飽き飽きとした状態を解決するのが、ジョブ・クラフティングだ。これは、現在の役割や業務を工夫し、定義し直すマインドセットを通じて、自分の仕事に意義をもたらす手法である。そのためには、自分を特別な存在として際立たせる強みや興味を軸にして、いまの仕事をパーソナライズすることが欠かせない。そのための3つのアプローチを紹介する。


「あなたの職務内容はこちらで、進め方はこの通りです」。企業に雇用された時には、職務記述書に書かれた業務を決められた通りにやらなければいけない。私たちの多くは、そう思いながら生きてきた。

 公正を期すために言えば、ほとんどの人が言われた仕事をすることで報酬を得ていた時代にはそれでよかった。

 だが最近では、そのマインドセットのままではうまく機能しない。急速な技術革新と顧客の期待の変化の間で、多くの役割が即座に対応できず、その存在意義を失いつつある。

 言われた仕事だけを指示通りに進めていたら、あなたもあなたの仕事もいずれは高い確率で時代遅れになる。加えて、あなたは刺激を得られず、仕事に飽きてしまうだろう。

 私たちの誰もが、自分なりの考え方や生まれ持った強み、そして新しい物事を学びたいという欲求を持っている。ただ言われたことをやるだけでは、充実感を得られず、素晴らしい成果を出すことも難しい。黙々と仕事をする、あるいは自分の世界に閉じこもって働き、1日をやり過ごすのも同様だ。

 だが、解決策はある。ジョブ・クラフティングだ。

 ジョブ・クラフティングとは基本的に、現在の役割をみずから主導してパーソナライズする。自分がエネルギーを傾けていると感じられ、常に世の中から求められるように、いまの仕事の形やあり方を工夫し、定義し直すマインドセットであり、スキルである。今日から少しずつ練習を始めることができ、今後のキャリアを通じて実践し続けることをお勧めしたい。

 ジョブ・クラフティングでは自分自身のスーパーパワー、すなわち自分を特別な存在として際立たせる強みや興味を軸に仕事をパーソナライズするとうまくいく。そうした強みや興味は誰もが持っている。

 あなたが自分のスーパーパワーを仕事に取り入れるには、3つの方法がある。すなわちプロセス(processes)、ピープル(people)、パーパス(purpose)である(あなたはきっと、このような記事で「3つのP」が登場しないわけがないと思っていただろう)。