(4)月

 四半期の目標に対して、自分がどの地点にいるかを毎月確認する。現在進行中の目標を具体的なプロジェクトに分け、それぞれのプロジェクトに段階を設定する。どのプロジェクトも順調なスタートを切って結果を出すために、「計画と着手」「出荷/ローンチ/可視化」「完了と統合」「休憩と自省」の4つの段階が必要だ。

 たとえば、「転職活動する」プロジェクトの場合ならば、「計画と着手」の段階は履歴書を最新の状態に更新し、自分のネットワークをたどってどのような機会があるか探すことになるだろう。次の「可視化」の段階は、実際に求人に応募し、面接に行き、フォローアップをする。

「完了と統合」の段階は、採用通知を受け取り、オンボーディングの準備をすることだ。最後の「休憩と反省」段階では、新たなサイクルが始まったことや目標を達成したことを踏まえて、一息ついて祝福する時間にする。そして、目標達成だ。

(5)週

 1週間の初めに、やることリストを作成する。1日のやることリストは、いわば1.5キロ走であり、うまく進まなかった日は敗北感を感じるおそれがある。だが、週間計画にすれば、現状について幅広い視点を持つことができ、一般的なやることリストに比べて、より柔軟性の高い計画を立てることができる。

 ただし、仕事のタスクを並べるだけではいけない。その週の移動睡眠外出時間水分補給健康的な食事も重視する。いまだに間違って信じられている「知性だけが最善の仕事をする」という一般論を受け入れるのではなく、身体的なエネルギーを最適化することで、はるかに有効に計画を実行できるようになる。

(6)日

 最後に、日々の自分のエネルギーを記録する。1日の終わりに自分自身と自分の身体・精神・感情のエネルギーについてデータを集めることで、ワークフローを最適化する方法について強力な情報を得られる。

 ベッド脇に日記を置き、自分の感情・精神・身体の状態を書き留める。その日、何に取り組み、それがどのように進んだか(うまくいったこと、うまくいかなかったこと、学んだこと)、そして自分が感謝していることを書き記す。

 この5分間の習慣によって、仕事や生活に対する自分の在り方が徐々に調整され、週間、四半期、そして年間の計画に、よりマインドフルに取り組めるようになる。

 このデータ収集の習慣を活用して、仕事のやり方や目標を微調整すると、自分が状況をコントロールしているという感覚が大きく高まるのだ。この感覚は、タスクを完遂する時間の短縮につながることが証明されている

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 私たちを取り巻く世界は劇的に変化し、それとともに私たちも変化する必要がある。5カ年計画のような長期戦略では、もはや対応できない。だが、未来はどうなるかを知る必要性や知りたいと思う欲求を捨てたとしても、不安で何も手につかないと状態に陥るとは限らない。

 これまでよりも小さく分けて計画を立てれば、自分の現在地を確認する頻度が高まり、もっと自然に適応できるようになる。5カ年間計画の意義は死んだかもしれないが、私たちがもっともインパクトのある仕事をして、みずから立てた目標に向かって生きる能力は、まだ力強く生きている。


HBR.org原文:How to Plan Your Life When the Future Is Foggy at Best, February 11, 2021.