2021年5月号

競合と自力で戦うか、エコシステムで戦うか

ズームとスラックの生存戦略から考える

アンディ・ウー

アンディ・ウー

ハーバード・ビジネス・スクール 助教授

戦略ユニットに所属。ペンシルバニア大学ウォートンスクールのマック・イノベーション・マネジメント研究所でシニアフェローを務める。テクノロジー分野のベンチャー企業向け起業戦略について、研究と教育、マネジャーへの助言を行っている。

スコット・デューク・コミナーズ

スコット・デューク・コミナーズ

ハーバード・ビジネス・スクール 准教授

ハーバード・ビジネス・スクールの1960年MBAクラス記念講座准教授。起業マネジメントユニットに所属。ハーバード大学経済学部のファカルティ・アフィリエイトも務める。ハーバード・ソサエティ・オブ・フェローズのジュニアフェロー、ベッカー・フリードマン研究所の初代サイエ・ファミリー記念経済学フェローを歴任。

スラック・テクノロジーズがセールスフォース・ドットコムに買収されたニュースは、多くの人を驚かせた。組織内のコミュニケーションツールを展開するスラックはなぜ、顧客関係管理(CRM)システムを提供するセールスフォースの傘下に入ることを決めたのか。その理由は、両社がともにマイクロソフトの脅威にさらされているという共通点を持ち、スラックがマイクロソフトに単独で立ち向かうことは困難になったからだと、筆者は指摘する。一方、ズームも同じくマイクロソフトを競合に持つが、自力で戦う道を選択している。本稿では、ズームのように独立型のアプリケーションで勝負する「ベスト・オブ・ブリード戦略」と、スラックのように複数のアプリケーションから構成されるエコシステムに参加して戦う「インテグレーテッド・バンドル戦略」の概要を示し、テクノロジー企業がどちらの戦略を採用すべきか、その判断基準を明らかにする。
PDF論文:12ページ[約668KB]
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