しつこくならないよう、賢明な方法を取る

 研究によれば、自分が必要としていることを要請すると、不安が軽減し、自己肯定感や自己主体感(sense of agency)、人間関係の質が改善する。言うまでもなく、その要求が満たされる助けにもなる。つまり、自分の要請に対する返事を催促してみる価値はあるのだ。

 しかし、粘り強さとわずらわしさは紙一重だ。きちんと自己主張をすると同時に、リマインダーを送るタイミングと、見込みはないと判断して次に進むタイミングを見極める必要がある。

 一般論として、最初のメールの1週間後は、1回目のリマインダーを出すのによいタイミングだ。もちろん、要請の内容やそれまでの会話、関連する期限によっては、もっと早くリマインドするのが適切な場合もある。

 急ぎの用事でないならば、リマインダーを出す間隔は少しずつ伸ばすべきだろう。1週間ずつ伸ばして、3回まで催促してみる。状況によっては、3度目の正直ならぬ、4度目の正直を試みるのもよいかもしれない。

 筆者のクライアントの一人は、シニアマネジャー職の面接を受けた時、リクルーターから「素晴らしいです。ぜひ、CEOに会ってほしいと思います」と言われたにもかかわらず、何の音沙汰もない状態が続いた。3度リマインドのメールを送っても、何の返事もない。

 3度目のリマインダーから1カ月半後、「失うものはない」と決意して最後のメールを送ったところ、数分後に返事が届いたという。

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 メールに返信のない相手にフォローアップのメッセージを送るのは、仕事でも人生の目標を達成するうえでも、必要不可欠だ。本稿で紹介した戦略を使って、効果的なリマインダーを送り、必要な返事を得られるようにしよう。


HBR.org原文:How to Follow Up With Someone Who's Not Getting Back to You, January 13, 2021.