2005年10月号
善意の会計士が不正監査を犯す理由
「自己奉仕的バイアス」の影響が監査を歪める
監査制度への信頼を回復するためにサーベンス・オクスリー法が導入された。しかし、会計や監査には主観がたえずつきまとう。特に「自己奉仕的バイアス」の存在はやっかいである。その影響度を検証するための実験を実施した結果、いかに清廉潔白で、知識とキャリアに優れた会計士でも、このバイアスから逃れられないことが判明した。つまり、制度を厳しくしただけでは十分ではないのだ。このようなバイアスの存在を認め、その悪影響を緩和する施策を合わせて講じてこそ、その実効が上がるといえるだろう。
PDF論文:10ページ[約2,001KB]
¥880(税込み)PDFをカートに入れる
論文セレクションご利用の方は、PDFがダウンロードできます。(詳細はこちら)
これより先の閲覧にはログインが必要です。