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人間は自分と他人を比較したがる生き物である。職場で同僚に嫉妬したり、反対に嫉妬されたりすることも珍しくないが、あなたにとって重大な問題となりかねないのは、自分の上司から嫉妬された時だ。実績を過小評価されたり、無視されたり、嫌な仕事を押し付けられたりして、キャリアにダメージを及ぼす可能性がある。本稿では、そのようなトラブルを避けるために、上司の感情をマネジメントする4つの方法を紹介する。


 自分を他人と比較するのは人間の性だ。その傾向は、人生のほぼあらゆる段階の人に見られる。

 幼い子どもは、友達が持っているのと同じおもちゃが欲しい。ティーンエージャーは、インスタグラムに投稿する写真が友人のものに見劣りしないように、最良の写真アプリを探す。大人は、コロナ禍のロックダウン(都市封鎖)期間中に、ほかの人たちが窓のない小部屋にこもっているのを尻目に、見晴らしのよいバルコニーのある部屋で仕事ができれば優越感を味わえる。

 このようなことは、職場でも起きている。私たちは、見事なプレゼンを行った同僚や、重要なプロジェクトに抜擢された同僚に嫉妬したりする。逆に、自分が成功を収めた時、同僚からの嫉妬を感じる時もある。

 問題は、上司があなたに嫉妬したり、怒りを抱いたりした場合だ。

 自信の乏しいマネジャーは、自分よりも輝いている部下を目の当たりにすると、みずからの地位が脅かされているように感じることが多い。研究によれば、そのようなマネジャーが示す反応には、いくつかのパターンがある。

(1)あなたにダメージを及ぼさない反応

 自虐的な思考をして、あなたが目覚ましい成果を上げられたのは、あなたが特別だからだと考えようとする。

 具体的には、そうしたマネジャーは、あなたの成果に関して事実とは異なるストーリーを自分に信じ込ませる。あなたが高い評価を受けているのは、あなたが類いまれな才能の持ち主だからだと考えるのだ。このような反応をすることにより、みずからの欠点から目を背けたり、評価の低さをやむをえないものと位置づけたりする。

 もし上司がこのような態度を取っているなら、その人物があなたに害を及ぼすことは、おそらくない。波風を立てずに放っておくのが賢明だろう。

(2)あなたにダメージを及ぼしかねない反応

 嫉妬心をあらわにするような行動を取るマネジャーも少なくない。あなたにとって有害な行動の典型的なパターンがいくつかある。たとえば、以下のような言動だ。

・あなたが成果を上げていて、ほかの人たちから称賛されていても、あら探しばかりしている。
・1対1の会話や会議の場で、頻繁にあなたの話を遮る。
・チームのメンバーの前で、あなたの業績を矮小化するようなことを言う。
・あなたを無視する。
・あなたのミスを指摘するのが楽しそうに見える。
・誰もやりたがらない仕事をあなたに割り振る。

 このような状況に置かれているとすれば、その上司は、あなたの得ている評価が過大もしくは不当だと考えている可能性がある。そして、あなたを脅威と見なし、怒りを抱いているのかもしれない。

 このようなマネジャーは、あなたと距離を置き、のけ者にし、あなたがシステム内で得る恩恵をすべて奪おうとする場合が多い。そのような状況になったとしても、あなたが悪いわけではない。しかし問題は、その結果として、あなたの将来に悪影響が及びかねないことだ。

 上司の嫉妬により、自分の将来に暗い影が差していると感じた場合は、以下のアドバイスを参考に、上司の感情をマネジメントし、自分のキャリアを守ろう。