(2)マウスはできる限り使わない

 ブレインスケープが行った研究によると、ほとんどの人はマウスを使うと、キーボードでショートカットを使う時に比べて、平均で1分間につき2秒を無駄にしている。1年間で考えると、実に8日分だ。キーボードのショートカットを覚えることが、生産性に大きく貢献する可能性は高い。

 幸いにも、ほとんどのソフトウェアのショートカットは共通している。つまり、どのソフトを使っていても、ショートカットをたくさん覚えれば覚えるほど、操作が速くなるはずだ。手始めにこちらで紹介されているものを、いくつか実践してみよう。

「私はほとんどマウスに触れない」と語ったのは、メールの高速処理ツールを提供するスーパーヒューマンの創業者兼CEO、ラフル・ヴォーラだ。

「スーパーヒューマンを開発した時はもちろんのこと、どんなソフトを使う時にもマウスはほぼ使わない。それが、私が守ってきたルールだ」

(3)より好ましい行動へとみずからを促す

 ワードプレスの共同開発者の一人で、WordPress.comを運営するオ-トマティックの創業者兼CEOであるマット・マレンウェッグは、仕事をするうえで好ましい習慣を身につけようとする場合、行動に関わる小さなハックが強力な後押しになると話す。

「目を覚ました時に、ベッドの一番近くにあるものがスマホではなくキンドルだったら、読書する可能性が高くなる」と、マレンウェッグは言う。「でも、キンドルの上にスマホが置いてあったら、スマホを見る可能性が高い」

 つまり、自分がどんな習慣を身につけたいかを検討して、その行動に影響を及ぼす環境をどう整えられるか考えるのだ。

 たとえば、スマホの電源を切るか、機内モードにすることが、仕事に集中するのに役立つというアドバイスを聞いたことがあるだろう。これと同様に、自分の環境に小さな変化を加えれば、これまで避けていた行動や、ふだんは気の進まない行動を起こせるかもしれない。

 もっと読書量を増やしたいのなら、すべての部屋に本を山積みにしておこう。ジャンクフードを断ちたいなら、フルーツボウルのリンゴの下に隠しておく。そうすれば、どうしても何かを食べたくなった時に、よりヘルシーな食べ物が必ず最初に目に入るからだ。

 ソーシャルメディアをチェックする頻度を減らしたいなら、そのアプリ自体をスマホから削除する。1日中メールをチェックするのをやめたいなら、メールの受信を一時停止状態にして、新着メールが通知されるたびに気が散らないようにする。

 どうすればいいか、もうおわかりだろう。