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1日24時間、与えられた条件は同じなのに、飛び抜けて生産性の高い人たちがいる。いったい、彼らはどうやって、日常や仕事に取り組んでいるのだろうか。ポッドキャストで世界的成功者にインタビューを行っている筆者は、ベストセラー作家からミュージシャン、エンターテイナー、起業家、そしてビジネスリーダーに、日々の習慣やワークハックについて尋ねた。そこから明らかになった、多くのことを成し遂げるための4つの習慣を紹介しよう。


 私は2018年、インターネット上で急速に拡散していた、あるミームに出くわした。「あなたの1日は、ビヨンセと同じ24時間である」

 この言葉と出会ったからといって、生産性が上がったり、より多くのことを成し遂げたりできるようになるとは思えないが、ふと次のような疑問が浮かんだ。飛び抜けて大きな成果を上げる「ハイアチーバー」は、日常や仕事へのアプローチが一般の人とどこが違うのだろうか。どうやって、それほど効率的で生産的になったのだろうか。

 私はこの疑問に対する答えを求めて、みずからが司会を務めるポッドキャスト番組"How I Work"で、大勢のベストセラー作家やミュージシャン、エンターテイナー、起業家、ビジネスリーダーにインタビューすることにした。たとえパンデミックの最中であっても、平均的な人に比べて、実に多くを成し遂げる人たちというのは、いったい何をしているのか。日々のルーチンや慣習、実践、ワークハックについて尋ねたのである。

 インタビューで話を聞くと、次の4つのアドバイスが特に際立っていたので、ご紹介しよう。

(1)ミーティングをバッチ処理する

 メールをまとめてチェックすることは、生産性を高める秘訣としてよく知られている。つまり、受信ボックスを見る回数を1日に2~3回に絞ったり、メール受信の通知を一定時間停止したりすることで、じゃまされることなく、仕事に集中できるようになるという考え方だ。

 同じように、ミーティングや電話会議、バーチャルイベントを一度にまとめるのも効果的だ。オハイオ州立大学の研究によると、1~2時間以内にミーティングの予定が入っていると、次の予定が何もない時に比べて、こなせる仕事量が22%減少するという。

 考えてみてほしい。指導教授とズームで話をする前、あなたは何をしているだろうか。チームとのオンラインでの進捗報告会議の前はどうだろうか。上司との1対1のミーティングの前はどうだったか。

 おそらく、あなたは何を話すべきか考えていたり、質問について熟考していたり、あるいは何らかのプレゼンテーションの練習をしていたりしたはずだ。あと少ししたら、いまやっている作業をいったん中断しなければならないとわかっている時に、目の前のことに完全に集中するのは難しい。

 ペンシルバニア大学ウォートンスクール教授のアダム・グラントが、自分はどうやっているか、具体的な対処法を教えてくれた。「授業を行う日には、その日の残りの時間をすべてオフィスアワーに設定している」と彼は言う。

「メールチェックやミーティングが長引いた場合の安全策として、それぞれのアポイントメントの間に5分間のバッファを組み込んでいる。こうしておけば、授業のない日にミーティングが入らないので、とても集中できて生産性が高まる」

 自分のスケジュールに関するルールをつくることも考えよう。一番頭がさえているのが午前中なら、最も集中力が必要なタスクやミーティングを早めの時間に設定して、午後は静かに仕事をするために空けておくとよいだろう。