2021年3月号

身体知こそイノベーションの源泉である

[インタビュー]時代が変わってもマネジメントの本質は変わらない

野中 郁次郎 :一橋大学 名誉教授

野中 郁次郎

一橋大学 名誉教授

カリフォルニア大学バークレー校ハーススクール・オブ・ビジネス ゼロックス名誉ファカルティ・スカラー。早稲田大学政治経済学部卒業。カリフォルニア大学バークレー校にて経営学博士号(Ph.D.)を取得。2002年紫綬褒章、2010年瑞宝中綬章受章。著作に、『組織と市場』(千倉書房、1974年/第17回日経・経済図書文化賞受賞)、『企業進化論』(日本経済新聞社、1985年)、『アメリカ海兵隊』(中公新書、1995年)、『知的機動力の本質』(中央公論新社、2017年)が、また主要な共著に、『失敗の本質』(ダイヤモンド社、1984年)、The Knowledge-Creating Company: How Japanese Companies Create the Dynamics of Innovation, Oxford University Press, 1995.(邦訳『知識創造企業』東洋経済新報社、1996年)、『知識創造の方法論』(東洋経済新報社、2003年)、『流れを経営する』(東洋経済新報社、2010年)、『国家経営の本質』(日本経済新聞出版社、2014年)、『史上最大の決断』(ダイヤモンド社、2014年)、『全員経営』(東洋経済新報社、2015年)、『直観の経営』(KADOKAWA、2019年)、The Wise Company: How Companies Create Continuous Innovation, Oxford University Press, 2019.(邦訳『ワイズカンパニー』東洋経済新報社、2020年)など多数。2017年11月、カリフォルニア大学バークレー校ハーススクール・オブ・ビジネスより、史上5人目、学術研究者としては初めてとなるLifetime Achievement Award(生涯功労賞)を授与される。

コロナ禍によって、同じ場所にみんなで集まって働くという前提が崩れ、新たな人事管理、組織設計、テクノロジーの活用が企業に求められている。個人ベースの働き方が増えることで組織のイノベーション活動にどのような影響が及ぶのだろうか。25年前に提唱された組織の知の創造メカニズムであるSECIモデルを発展させた新著『ワイズカンパニー』の内容も含め、デジタル時代における知の創出活動について野中郁次郎教授に聞いた。
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