演者を強調する舞台を設定する
舞台に立つのは、あなた自身だ

 アーティストは本番のかなり前から、衣装やセット、照明を決めておく。そうした要素がすべて組み合わさって1つのシーンとなり、オーディエンスにコンテクストを見せる。同じように、バーチャルコミュニケーションにおいても、自分のプレゼンスをどのように位置づけたいか考える必要がある。

 これは、大きな舞台でやるほうがずっと簡単だ。デバイス上ではフレームがずっと小さいため、オーディエンスがあなたの姿をきちんと見えるようにするのは、どうしても難しくなる。そこで、いくつかのコツを紹介しよう。

 ●照明をチェックする

 光源が背後にあると、影ができて顔が見えにくくなる。

 ●カメラの位置を調整する

 カメラの焦点があなたに当たるように調整して、視聴者の気が散るもの(たとえば、部屋に出入りする人など)は画面に映らないようにする。

 また、カメラの位置があなたの目の高さと同じになるようにしよう(オーディエンスを見下ろすのはよろしくない)。ノートPCを使っていて大型のモニターがない場合は、本を何冊か重ねてその上に置き、カメラの位置を調整しよう。

 ●服装を決める

 衣服の色や柄、そして背景とのコントラストは大切な要素だ。背景が白ければ、はっきりした色の服がよい。そのほうが際立つ。背景がごちゃごちゃしているなら、柄物の服は避けたほうがよい。背景が白色か明るい色の場合は、白い服やあまりにも淡い色の服を選ぶと背景に溶け込んでしまうため、注意が必要だ。

 ●できる範囲で奥行きを加える

 もし壁を背にしているなら、背景に植物や本、あるいはちょっとした芸術作品を置いてみよう。そうすることで、フレームに奥行きが出て、壁との間にコントラストができる。