HBR Staff

かつてない困難に直面する中、リーダーとして組織やチームを適切にサポートするには、あなたの振る舞いがいかなる影響を及ぼすのかに敏感であるべきだ。すなわち、自分では認識しづらい点により意識して目を向けて、自己認識を高める必要がある。本稿では、リーダーの置かれている状況を4つに分類し、それぞれに最善のアプローチを提案する。


 世界的なパンデミック、脆弱な経済、社会の混乱によって、途方もない困難が生じている。公共・民間ともに組織のあらゆるレベルのリーダーは、人々がこの困難を乗り切れるよう助けるために、これまで以上に他者の状況とニーズに対して敏感であらねばならない。

 職場におけるコミュニケーションの機能不全はたいてい、悪意が原因ではない。自分の振る舞いが組織の人たちにどう影響を及ぼすのかを、リーダーが十分に自己認識していないために生じる。

 組織の単位がプロジェクトチームであれ、事業部門や大企業であれ、これは同様だ。現在のような混乱期には、リーダーの自己認識はひときわ重要である。

 しかし、多くの組織は、リーダーの自己認識を向上させる手段について、体系的に考える術を持っていない。たとえばコーチを雇うのと、全経営陣に体験学習のプログラムを受けさせるのは、どちらが望ましいのだろうか。

 本稿では4つの選択肢を提示し、企業が所与の状況に見合った最善のアプローチを選べるよう後押ししたい。