コロナ禍で、人々はとても大きなストレスにさらされている。しかし、誰もが同じようにストレスを感じているわけではない。同僚が苦しんでいる時、あなたが容易に適応できているとしたら、無関心で冷淡な人間だと見なされる恐れがある。本稿では、誤解を招いてあなたのキャリアを傷つけないための3つの方法を紹介する。


 米国ストレス研究所によると、働き手の40%が自分たちの仕事は「とても、あるいはきわめてストレスが多い」と思っている。パンデミックの最中にこの認識はさらに強くなった。米国心理学会の調査によれば、成人10人のうちの7人は、経済的な問題が「かなり大きな」ストレス源であると報告している。

 もっとも、誰もがストレスの影響を同じように受けるわけではない。上司や部下がこれまで以上にストレスを感じている時に、あなた自身はストレスに容易に対応できているとしたら、仕事や同僚への気遣いに欠けるという印象を与えかねない。

 ストレス下で冷静でいられることは強みだが、同僚はその平静心を「無頓着」あるいは無関心だと見なすかもしれない。そのように見られると、今後のキャリア形成に悪影響を及ぼす可能性がある。それを変える3つの方法を紹介しよう。

 ●状況に対応していることを示す

 人前で話すことは、多くの人々にとってストレスの要因となる。ただし、皆ではない。

 あなたにとってプレゼンテーションが苦でない場合、たとえばバーチャルのタウンホールミーティングは、自身が率いる部門の最新情報を発表できる手軽な方法だと考えるかもしれない。しかし、ストレスの兆候を表に出さなければ、上司はあなたが準備に真面目に取り組んでいないと受け取る可能性がある。

 もし思い当たる節があるなら、過剰と思えるほど上司とコミュニケーションを取ろう。自分はプレゼンテーションの重要性をきちんと理解しており、取り組んでいる最中だと伝えるのだ。

 自分が何を考えているか、上司にはわかっているはずだと思い込んではいけない。周りの人がストレスを感じている場合には、その状況に真正面から取り組もう。たとえば、以下のように語りかけるとよい。

「この部門が成功するうえで、予算編成の時期が重要であると理解しています。経営陣との会議は簡単に運ばないので、私は予算編成担当グループと毎日ミーティングを行っています。そのため我々の数字に間違いはなく、手厳しい質問にも答えられるよう準備しています」