●人とつながる

 孤独はストレスを増大させ、生産性を低下させる。だから、自分の弱さを仕事仲間に見せることを恐れてはいけない。少なくとも同僚の1人には、あなたのいまの状況を話そう。なぜ、あなたが普段よりも、やや頼りなく元気がないかを理解してもらえるだろう。

 以前にも書いたが、困難な時に最もよいサポートを提供してくれるのは、往々にして、最も近しい人ではない。緩やかなつながりの人が、時と場合によっては本当に力になってくれることがある。つながりの薄い人からの、ごく小さなサポートは、ほとんど予期していなかったがゆえに、とてもありがたく感じられたりする。

 また、ゆるやかにつながっている人にサポートを求めることで、家族や親友に頼って負荷をかけすぎることも避けられる。特に家族や親友自身が多くの問題に直面している時には、これは大切なことだ。結果的に、それまで薄かった関係が強くなることもしばしばある。

注意:仕事仲間の中でも信頼できる相手にだけ、打ち明けること。あなたが個人的なストレスを抱えているというだけで、職場でまったく役立たなくなると考えそうな人は避けたい。

 ●負の感情を恐れない

 つらい感情が自分の生産性を損なうなどと心配する必要はない。むしろ仕事は、動揺した時の避難所にもなりうる。

 私自身、悲しみの感情が自分の創造性や生産性を高めることを発見した。怒り、とくに過小評価されたことへの怒りは、意思を強固にする。不安な感情が及ぼす影響には、プラスとマイナスの両面がある。

 どんな状況にも動じないロボットのようにふるまう必要はないが、つらい感情は仕事に悪影響を与えると思い込むのもよくない。大切なのは、その感情を無理に隠すのではなく、推進力として活かすことだ。

 打ちのめされ、つらい感情を抱く時、ついネットサーフィンで1日を潰したり、気を紛らわそうとして仕事にのめり込んでしまったりする。

 だが、この両極端の方法の間には、別の選択肢もある。気持ちを明るくし、立ち直りを早くし、どんな個人的な状況にも対処する自信を取り戻すのに役立つ方法があるのだ。


HBR.org原文:Feeling Overwhelmed? Here's How to Get Through the Workday, November 02, 2020.


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