パートナーとケンカをしたり、子どもが学校でトラブルを起こしたり、いろいろな理由で自分を奮い立たせることが難しい日は誰にでもある。しかし、それでも仕事は待ってくれない。そんな日に明るさを取り戻し、素早く立ち直るにはどうすればよいのか。本稿では、そのための5つのヒントを紹介する。


 人生に冷たい仕打ちをされている気がする日がある。

 想定外の何百ドルもの請求書が届く。車をバックさせる時に、ぼんやりして駐車中の車にぶつけてしまう。パートナーとケンカになる。子どもが悪さをして、幼稚園から呼び出しがかかる。大好きな親戚が次々と陰謀論のメールを転送してきて、我慢も限界に達する。

 誰でも、そんな日がある。でも、やるべきことはやらなくてはならない。そういう日を切り抜けるヒントをいくつか紹介しよう。うまく活用すれば、仕事をこなすことには心の落ち着きを取り戻す効果がある。それは人生のどんな難局においても役に立つ。

 ●慣れた活動に集中する

 やることリストの中から、満足感を得られ、熟知していて、あまり負担にならない仕事を見つけて、やってみよう。たとえば、長年、担当している月例のニュースレターの原稿があるなら、ぜひそれに手をつけよう。

 なぜ、これが効くのだろうか。熟知した仕事をこなすのは、マッスルメモリー(筋肉の記憶)が働くときに似ている。すべてのステップが体にたたき込まれているので、没入しやすく、流れに乗りやすい。また始めから終わりまでいっきにできる仕事は、達成感が得られる。