●女性を受け入れ、スポンサーシップを与える

 男性中心の環境にいる女性は、通常の職場環境でも一体感をはっきりと感じられないことがある。

 多くの女性は、自分はチームの一員ではない、誰も自分を支持してくれないと思わせる微妙な(時にはあからさまな)シグナルを受け取る。女性の自分自身に対する見方は対人関係によって大きく定義されることが多いため、疎外される経験が孤独感や離職につながる恐れがある。リモートワークで顔を合わせる時間が減ると、孤立感が悪化し、女性従業員の間で昇進の機会に対する不安が生じることもある。

 ともに働く女性と時間を惜しみなく共有しよう。リモートワークの状況を尋ね、会話に誘い、頻繁に連絡を取り、女性たちから質問や問題が上がったらすぐに返事をすること。オフィスのドアをオープンにする代わりに、電話やビデオ会議をオープンにして、あなたがいつでも会話ができる態勢にあることを明確にしよう。

 スポンサーシップや支援は意図的に与えなければならない。最近の調査によると、リモートワークをしている女性のスポンサーになっている男性上級管理職は23%にすぎない。対象を有色人種の女性に限ると、その割合はさらに少ない。

 離職を考える女性が増える中、より多くの男性が女性たちの素晴らしい働きぶりや成果について議論し、組織にとっての女性の価値を明確に強化する必要がある。

 ●会議で女性が発言する機会を確保する

 バーチャル会議や顧客への売り込み、フォーマルなプレゼンテーション、日常的な議論では、男性が会話を支配する傾向がある点に注意しなければならない。女性の中には会話が確実に途切れるまで発言を控えることが幼少期から慣習化している人もいるが、リモートワークの環境では会話に入ることがより困難になる。

 電話やズームの会議でたびたび割り込まれて、発言しようとするのをやめてしまったという女性もいる。バーチャル会議では、先に発言する声の大きい参加者(たいてい男性)が報われる傾向があり、意図的に他の参加者に発言の機会を与えることがない。

 次にバーチャル会議に参加する時は、チームの女性に話を振る機会を見つけよう。そして「これは私の考えですが、メアリーはこの分野で私よりはるかに多くの経験がありますね。メアリーはどう思う?」などと、その女性が特定の分野の専門家であることを認める。

 あるいは、優秀な女性が会話に参加していなかったら、具体的な質問を投げかけて意見を引き出す。「パトリスはこの分野の仕事を以前しましたね。パトリス、意見を気聞かせてください」とか「ターニャはいつもこうした疑問に対して興味深い視点を持っていますね。あなたの考えが知りたいです」と尋ねるとよい。

 あなたの正直な気持ちを心から伝えよう。