乗り遅れないために

 いますぐ、準備を始めなくてはならない。次世代のエンタープライズアプリは、もはやレガシーシステムでは動かない。企業はこれまでよりも積極的に、クラウドへの移行を推し進めなくてはならなくなる。しばらく様子を見ようという姿勢では、好ましい結果を得られない。

 2020年10月1日、オープンAIは「サービスとしてのGPT」を開始し、ベータ版ユーザーにAPIを提供し始めた。先駆的な企業は数カ月以内にGPT-3を採用し、修正を加えて、それがどのような用途で最もうまく機能し、どのような用途ではまったく役に立たないかを学んでいくだろう。

 そのような企業は、社内の業務のあり方を見直し、AIを取り巻くプライバシー、セキュリティ、社会的責任の問題に対処するうえで、ほかに企業に先んじて一歩を踏み出せる。

 これらの企業は向こう2年間に、ありとあらゆる種類のアプリを制作し、イノベーションのチャンスをつかむだろう。その時、後れを取った企業はますます取り残されることになる。

謝辞:本稿の執筆に当たっては、アクセンチュア・リサーチのリサーチチーム、特にティイス・デブラエレ、スルヤ・ムカジー、プラシャント・シュークラの力を借りた。


HBR.org原文:The Next Big Breakthrough in AI Will Be Around Language, September 23, 2020.


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