(1)休眠状態のつながりを再開させる

 旧知だがしばらく連絡を取っていなかった人に、ソーシャルメディアや直接の連絡を通じて接触してみよう。

 誰もが慌ただしく多忙な時には、この種の関係は見過ごしがちとなる。だが、こうした人たちこそ、危機のさなかに人との絆と自分らしさを実感させてくれる存在であり、自分の最も大切な価値観、目標、夢を思い起こさせてくれるのだ。

 また、彼らは新しい就職口について知っているかもしれない。企業が新たな経済的圧力への対処に動く中、その情報は貴重となる。

(2)学習コミュニティに参加する

 非白人の人脈づくりに関する調査で最も多かった回答は、専門家が集う会議への参加だったが、大規模な集会が安全になるまで、ほとんどが中止か延期されている。しかし、その代替として、バーチャル上で学習の場がたくさん設けられ、ワークショップやディスカッションのグループを通じて新しい人と会う機会が生まれている。

 ほとんどの大学でも、さまざまな講義やその他の学習機会をバーチャル上で提供し、教育とコミュニティ形成を支援している。ソーシャルメディアのチャネルにも共通の関心を持つグループがあり、仕事上の問題に対処するためのリソースと提案を共有できる。

(3)擁護者・後援者への定期的な連絡を絶やさない

 非白人のサクセスストーリーに共通する特徴として、擁護者や後援者からの支援がある。これは組織内で助言をくれるだけでなく、新たなチャンスとさらなる認知度が得やすくなるよう、後押しをしてくれる人物だ。経済見通しの不透明感を踏まえれば、これらのつながりを維持することは非常に重要である。

(4)地域コミュニティでの社会奉仕活動を通じて人脈をつくる

 筆者らの調査では、人々は組織的な奉仕活動に伴う交流機会に対してはより積極的になる。この種の活動を通じて、知的興味、ビジネス上の関心、価値観に基づく関心が自分と共通する人たちに出会うことが多い。

 調査で非白人が挙げた地域ボランティアの中には、支援が行き届かず取り残された地域に的を絞った奉仕活動が多く含まれていた。たとえば、非白人の若者へのメンタリングや、非営利委員会の一員として働くなどだ。

 地域コミュニティに根差した交流イベントの魅力は、集団的アイデンティティと高次の意義が発揮されるところにある。また、人脈づくりは純粋に利己心が動機であるという考え方に対抗するうえでも有効だ。