(1)自分なりの通勤時間をつくる

 多くの人にとって、通勤は「仕事モード」に変わる時間だ。しかし、この転換は物理的な通勤である必要はない。

 調査によると、最も望ましい通勤時間は16分なので、リモートで仕事をしている時は、その時間を設けて仕事モードに入る別の方法を見つけるとよい(ロンドンで一部の人が行っているような、文字通り地下鉄に乗る振りをするという意味ではない)。

 具体的には、筆者らの最近の調査では、通勤する人で最も幸福を感じているのは、通勤時間を使って1日の計画を立てている人だった。

 リモートワークをする日の始まりの15分間で、1日の計画を立ててみよう。自宅で行ってもいいし、短い朝の散歩をしながらでもいい。歩くことは実際、ストレスを軽減することが知られている能動的余暇の一つであり、意図的にウォーキングを生活に取り入れる方法を見つけるのはおすすめだ。

(2)自分に「ファイヤーアーベント」を伝える

 ドイツには、毎日の夕方に仕事が終わったこと祝う「ファイヤーアーベント(Feierabend)」という言葉がある。それには、たっぷりのドイツビールがつきものだ。

 飲み物を飲む、スナックを食べる、ランニングをする、友人に電話をするなど、1日の終わりを祝い、あなたが楽しみにできるような習慣を見つけよう。こうした毎日のルーチンがあると(やり残したことに焦点を当てるのではなく)、その日に達成したことを祝うことができ、生活に意義と幸福をもたらす。

(3)仕事はその日の「是が非でも達成すること」に集中する

 あなたのやることリストが私たちのものと同じようなら、常に長すぎである。

 仕事にのまれないようにするには、毎日「是が非でも達成すること」を決めて、全力でそれに取り組もう。メールやメッセージに絶えず邪魔されても、最優先の物事に集中し続けることこそ、達成につながる。

「是が非でも達成すること」を成し遂げると、その結果得られる達成感が幸福感に大きな影響を与える可能性があることが研究でわかっている。