●起業家精神

 私は自分を起業家だと思ったことはない。きっと、あなたもそうだろう。

 しかし、チャンスを引き寄せ、それを掴み、成功する事業にするためには、起業家的なマインドセットを持ち、自分と自分のアイデアを積極的にオープンにする必要があった。それには自分の人生であり、自分のビジネスであり、自分の雇用であるという意識、すなわち起業家のような考え方をする必要がある。

 ターゲットオーディエンスは誰か。いかなる問題であれば、あなたはその解決を助けられるか。自分の能力を提供する最も有効な方法は何か。こうした問いは、あなたを中心とする「スタートアップ」を構築する思考をもたらす。

 ●自信

 自分の専門的な見識を共有するのは勇気がいる。マネジメントやマーケティング、営業、デジタルトランスフォメーションについて、ほとんどのことは言い尽くされているのではないかと思ってしまうからだ。

 しかし、まだ語られていないストーリーが1つある。それは、あなたのストーリーだ。あなたの人生経験、現在に至るまでの道のり、そして乗り越えてきた障害は、あなたならではのプラットフォームになる。

 自分のユニークなスキルと専門知識を活用すること。あなたが人生の岐路にいるなら、あなたには自分にしかないものを提供できることを思い出そう。それを認め、極め、なりきること。あなたの経験と知識には価値があり、既存の議論に付加価値を与えることができる。

 あなたのストーリーを持つ人は、自分以外にはいない。自分が知っていることに自信を持ち、その知識をベースに新しいプロジェクトを引き受けよう。

 ●継続的な学習

 物事は常に変化している。それに着いていく(もっとよいのは先取りする)唯一の方法は、学び続けることだ。

 前途を示してくれそうなブログや本を読み、ポッドキャストやオーディオブックを聞き、継続的に学習しよう。人生の目標を達成した人に、そのために何をやったのかを聞こう。専門的で実践的なコミュニティをみずから構築してもいいだろう。

 継続的に実験を行い、新しいことを試そう。実験がうまくいくときもあれば、いかないときもあるだろう。だが、学べることがある限り、うまくいかなくても失敗ではない。好奇心を持ち続けること。目の前に表れたチャンスに対してオープンであること。継続的に実験し、その結果から学び、もう一度試してみること。

 私が子どもの頃、スキーのインストラクターによく言われた。「転ばなければ、何も学べない」