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リーダーは、何をもってリーダーになったのだろうか。子どもの頃から常にリーダーであり続けた人もいるだろうし、役職を得たことでリーダーシップが芽生えた人もいる。みずからのリーダーとしてのオリジンストーリー、すなわち原点を知り、それを語ることは、自身の成長につながる。本稿では、自分のリーダーシップの原点を探るために4つのレンズを提供する。


 オリジンストーリー(起源の物語)にはさまざまな形がある。職業に就いた経緯の話、いつ、どのように組織の一員になったかという個人的なクロノロジー(変遷)、大切な人と出会ったいきさつ、あるいは危機を経てどう生まれ変わったのかという話もある。

 私たちは元来こうした話をする性向があるが、話に何を含めるか(含めないか)、そしてその選択が現在の自分をどう形成しているかを追究することは、めったにない。

 リーダーたちがみずからをどのように見ているのかを深く理解するため、筆者らは男女92人に詳細なインタビューを行い、リーダーとしての原点をどう語るのか、それが彼らの現在とどうつながっているかを調べた。その結果から、リーダーはどのように自身のストーリーを語るのか、なぜそれが重要なのか、より具体的には男女間でストーリーがどう異なるかが明らかになった。

 以下、重要な調査結果とともに、あなたのオリジンストーリーについて、適応力のあるリーダーになるために原点をどう活用できるか、また組織内でさまざまな「タイプ」のリーダーを育成するために何をすべきかを考察するのに役立つ問いをまとめた。