Liyao Xie/Getty Images

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、私たちの生活は変わりつつある。働き方がより大きく変化することは確実だが、どう変わるのかまでは定かではない。こうした新たな経験への移行期間を迎えたとき、混乱するのは当然だ。不安で押し潰されやすい一方で、その期間の過ごし方を工夫することで内省と成長の機会に変えることができる。本稿では、そのための3つのヒントを紹介する。


 毎年この時期は、個人的にも仕事でも変化が多い。卒業や結婚のセレモニーがあり、新しい仕事が始まって、新年度の戦略的な計画を立てる。

 こうした移行期は、たいてい期待と興奮が入り混じっている。何が待ち受けているのかはっきりとはわからないが、それでも前に進もうという熱意がある。

 今年はさらに、「職場への復帰」が実際にどのようなものになるのか見えてこない中、大きな変化を前に身構えている。

 日常の習慣や日課はすっかり消えうせた。中途半端な状態のまま、これがいつまで続くのか、次に何が起きるのか、やきもきしている。私たちにわかるのは結局のところ、仕事や働き方が根本的に変わりつつあるということだけだ。

 こうした移行期間──新しい状態や経験が始まろうとしている境界域──は、複雑な領域だ。私たちをつなぎとめるものはなく、方向がわからずに混乱する。

 しかし同時に、偉大な可能性を持つ領域でもある。移行期は、内省と成長と変化の機会を与えてくれる。適切な考え方で仕事や人生の移行と向き合えば、大きな見返りを得られるのだ。

 この新しい領域をどのように使いこなすかについて、より明確に考えることができれば役に立つだろう。「ポスト新型コロナウイルス感染症」を迎えるにあたり、不安を和らげ、より明確に考えるヒントを紹介する。