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感染症による混乱がいったんの落ち着きを迎え、山積みになったやることリストを整理したいと考えても、どこから手をつけていいかわからないという人もいるだろう。筆者らは、「重要度」と「緊急度」という2つの軸でタスクを仕分けて、優先順位をつけて達成していくことを提案する。この方法は個人だけでなく、チームのタスク管理にも活用できる。


 新型コロナウイルスの感染拡大によって多くの人々は、タスクや課題を常に容赦なく優先順位づけする必要に迫られている。チームをリモートワークに移行させる、顧客の維持と獲得に必死で取り組む、需要の急増に応えるために体制を強化するなども、その一環かもしれない。

 そして仕事だけでなく、家庭でも山積みの課題のやりくりが続く。有意義な時間を過ごそうと努め、家族の世話をして、健康の維持に最大限の努力をしている。

 そしていま、ようやく調子がつかめてきたであろうこのタイミングで、何らかの再開に向けて計画を立てていく必要がある。しかし、このような状況下では気が滅入りやすく、何から始めればよいのかわからなくなるものだ。

 元米国大統領で第二次世界大戦の大将ドワイト・アイゼンハワーは、危機が生じたときに(まさに現在だが)、「重要度」と「緊急度」という2つの基準を重視した。

 この基準をもとにスティーブン・コヴィーが作成して世に広めたマトリックスは、現在の状況に適用できる。片方の軸は重要度、もう一方の軸は緊急度だ。

 やるべきことの優先順位をつけねばならないとき、このマトリックスが役に立つ。最優先事項に集中するために、必須度が低い事項のうちどれを他者に任せるか、取り消すか、延期するかを判断できるのだ。