●オンラインのワーキンググループ会議に上級リーダーを招待する

 現在の新型コロナウイルス危機は、ビジネスリーダーが検討すべき新たな課題を山のように提起している。業界の将来はどうなるのか、サプライチェーンからマーケティング、従業員のエンゲージメントに至るまで、企業は個別の難題にどう対処すべきなのか、グローバルな仕事の将来はどうなるのか。

 こうした問題について、いまこそ先手を打って非公式なワーキンググループで話し合う、またとない機会だ。企業文化によっては、まずは数人から始めて、そこから広げるのがよいかもしれないし、最初にトップに相談することが重要な場合もあるだろう。

 数回、同僚と集まって、その話し合いに価値があることがはっきりしたら、企業文化に反しない限り、上級リーダーに声をかけ、参加者やゲストスピーカーとして参加してもらおう。

 普通の状態なら、上級レベルのリーダーに顔を出してもらうことは不可能とはいわないまでも、難しかったかもしれない。しかし全員がバーチャルで仕事をしている(リーダーも移動をしない)いまなら、15分間、顔を出してもらうことは、驚くほどたやすい。

 アリサのクライアントの一人は、フォーチュン500企業の米国部門のCHRO(最高人事責任者)だ。パンデミックが始まった頃、彼女は率先して他の地域の同僚と、定期的な電話会議を開いた。そして危機が広がるにつれ、グローバルCEOを含む複数の企業リーダーに参加を呼びかけた。それがグローバルCEOの目に留まり、いまではさまざまな地域の状況を知るために、CEOは彼女に直接、電話をかけてくる。

 ネットワーキングイベントが中止になっても、仕事上の関係を築く方法はいくつもある。この3つの戦略を取り入れるなら、対面のイベントが再開する頃には、あなたは一段と力をつけているだろう。


HBR.org原文:How to Network When There Are No Networking Events, June 23, 2020.


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