2020年9月号

新たな市場の開拓に差別化戦略はいらない

成功企業に共通する行動パターン

ロリー・マクドナルド

ロリー・マクドナルド

ハーバード・ビジネス・スクール 准教授

ハーバード・ビジネス・スクールのテクノロジー・アンド・オペレーション・マネジメント・ユニットのタイハイ T. リー(MBA 1985年)寄付講座准教授。専門は経営管理論。

キャサリン・アイゼンハート

キャサリン・アイゼンハート

スタンフォード大学 教授

スタンフォード大学S. W. アッシャーマンMD寄付講座教授。専門は戦略論。スタンフォード・テクノロジー・ベンチャー・プログラムのファカルティメンバー。共著書としてSimple Rules:How to Thrive in a Complex World, Houghton Mifflin Harcourt, 2015.(邦訳『SIMPLE RULES「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える』三笠書房、2017年)がある。

児童心理学者の間で「平行遊び」として知られる幼児の行動様式がある。同じ場所にいながら、一緒に遊ぶのではなく、周りを観察しつつ、自分の「プロジェクト」を進める幼児の遊び方のことをいう。この20年にさまざまなイノベーションが、数多くの新たな市場を生み出してきたが、こうした新規市場で成功する企業の行動パターンは、この幼児の平行遊びに似ていると、筆者たちは指摘する。新たな市場で戦うには、従来の戦略は通用しないことが多い。差別化を急がず、むしろ同業者のモデルを観察してよいアイデアは借用し、みずからのビジネスモデルを精緻化していく。それが成功へのカギである。
PDF論文:11ページ[約2,142KB]
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