●パフォーマンスの管理:反射的により大きなコントロールを発揮しようとするが、より柔軟性のある管理が解決策につながる

 危機に際し、自分に欠けているものを手に入れようともがくことは自然な反応だ。すなわち、コントロールを強化しようとするのだ。

 ただし、不安の核心的な狂気は、自分の感覚を──鼓動が速くなり、思考が混乱して、喉が締めつけられるような感覚を──根拠に、最終的にはより多くの問題につながる決定を下すべきだと考えることである。

 たとえば、ある企業の経営陣は、オフィスの閉鎖が長引いて生産性が低下していることに動揺していた。彼らは、従業員に在宅勤務中は気が散るようなことをいっさい避けるという誓約書に署名させれば、コントロールできると考えた。従業員の生産性をめぐるリーダーの不安な衝動は理解できるが、その不安が彼らを迷走させた。

 このような要求は、自宅で幼い「同僚」の面倒を見ながら仕事をしなければならない多くの従業員にとって、不条理であるだけではない。自分の仕事と生活の複雑さをマネジメントしている従業員を信頼できないというメッセージを暗に伝えており、チームの結束を乱すことになる。

 リーダーがパフォーマンスを懸念するのは当然だが、締めつけを強めようとする反射的な対応には、注意を払わなければならない。

むしろ、その反対の対応を積極的に考えるべきだ。プロセスに過剰な投資をしたり、スケジュールを細かく管理したりするのではなく、リーダーにとって快適なものよりはるかに柔軟な戦略を検討するのが賢明だろう。