Illustration by Gastón Mendieta

新型コロナウイルス感染症の危機で世界が大きく変化する中、自分がいまやっている仕事は社会に貢献できているのか、このまま続けることに意味があるのかだろうかと疑問を抱く人もいるだろう。その一方で、自分の仕事により深い意義を見出し、プロフェッショナルとして成長を果たす人もいる。それは医療従事者のように最前線で戦う人たちに限らず、どんな職業でも可能だ。本稿では、そのための3つのステップを示す。


 厳しい状況の中で、自分の仕事の意義や価値に疑問を抱くのは自然なことだ。破壊的変化に動揺し、自分がいまやっている仕事に大した意味はなく、無駄なことのようにさえ思えてくる。

 それとは対照的に、危機的な状況がパーパスや人との絆を強化することもある。筆者らがニューヨークの9.11、そして2003年のトロントにおけるSARS(重症急性呼吸器症候群)流行後の人々の反応を調査したとき、その傾向が見られた。

 SARSの大流行を切り抜けた集中治療室(ICU)のディレクターは、インタビューでこう答えた。「いつ何時、重大な問題が起こるかわからないと思うと、仕事を休めなかった」。ICUの看護師は、当時をこのように振り返る。「人との接触を自主的に規制しなければ、誰もやらないだろうと思った。私たちは少数派で、ほとんどの人が普段通りに人と会っていた」

 危機に直面すると、多くの人が自分の仕事に高い価値を見出し、プロフェッショナルとして力をつけ、人として成長する。

 当然のことながら、ほとんどの人はいま、新型コロナウイルスとの闘いの前線で働いているわけではない。それでも、日々の仕事を通して貢献する方法を見つけることはできる。

 そのために以下の3つのステップをたどろう。