Simon Winnall/Getty Images

先行き不透明な状況が続く中、人々は多くのストレスを抱えている。その問題を深刻化させているのが在宅勤務だ。働く場所と生活する場所が一体化したことで、仕事のストレスを消化する時間がなくなった。自分一人でも精一杯なのに、パートナーのストレスにも晒されたら、精神的に追い詰められてしまうのは当然だろう。本稿では、共働きカップルが互いのストレスと上手に付き合うための5つのステップを紹介する。


 新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の流行によって、労働者のストレスレベルが急激に高まっている。3分の2以上の人が、キャリアの中で、いまが最もストレスを感じていると答えている。

 健康や、人生に対する実存的不安のストレスもあるが、大部分は仕事に関連するものだ。解雇されるかもしれないと怯え、延々と続くオンライン会議に疲弊し、キャリア設計に不安を覚え、仕事と子育てと家事をこなさなければならないという重圧が積み重なった多大なストレスは、家庭での親密な人間関係に影響を与えやすい。

 普段は、働く場所と生活する場所が物理的に異なることが、仕事と家庭の緩衝材になる。個人としての自分と仕事上の自分を区別することは、文化を超えた共通の概念であり、さまざまな恩恵がある。私たちは常に仕事の影響の一部を家庭に持ち込んではいるが、職場の有害な文化や難航している会議、問題のある同僚を、仕事場に置いて帰宅できる。

 しかし、いまはそうはいかない。在宅勤務を余儀なくされている人々は、避難する場所もなく、仕事のストレスから解放されて安らげるはずの聖域が、ストレスと戦う舞台に変わっている。