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新型コロナウイルス感染症の影響で企業は大打撃を受け、一時帰休の対象になった米国人の数は2000万人近くとも言われる。一時帰休を命じられた従業員は、そのまま戻れることを期待して待つべきか、それとも新しい仕事を探すべきか、という難しい選択を迫られる。本稿では、賢明な決断を下すための5つのポイントを示す。


 大多数の人は入社する際、進歩や成長するための明快なキャリアパスが今後何年も続くものと考えている。

 世界金融危機以降、そう考えていて概ね間違いはなかった。ところが、公衆衛生上の危機として始まったものが働き方を再定義するまでに至り、3月の半ば以降、推計で1800万人もの米国人が一時帰休の対象になった。

 経済の落ち込みは深刻で、仕事の再開を待つ大勢の人たちが、これまで考えたこともなかった疑問に直面している。一時帰休から復帰できる日を待つべきか、それとも別の仕事に応募すべきか。

 一時帰休という言葉は、最近まで企業幹部を含め、ほとんどの人になじみのなかったものだ。それがいまでは、世界中の役員室や食卓で話題に上る。

 一時帰休とは、経済的苦境に陥った企業が、暫定的な措置として従業員を休業させることを指す。ただし、一時帰休の対象となった従業員は、健康保険や確定拠出年金を維持できる。休業中に給与は支払われないものの、現在の危機状況下では「コロナウイルス支援・救済・経済安全保障法(CARES法)」により、失業保険などの給付も受けられる。

 一時帰休のポイントは、所属する組織が事業を再開したら従業員は呼び戻される可能性があることだ。ただし、必ず呼び戻される保証はない。従業員が復帰できるかどうかはある程度、前に携わっていた仕事の再開に対する需要によって決まる。

 待つ立場にある多くの人々が、より賢明な選択はどちらか、決めかねている。状況が日常(少なくとも「新しい非日常」)に戻るのを待つか、あるいはもう少し短期的な視野に立ち、いますぐ新しい仕事に応募するか、どちらを選ぶのが最善なのだろうか。

 一時帰休中に仕事を探すべきかと迷っているなら、考慮すべきポイントは5つあるというのが、我々の見解だ。