●人を助ける

 長期にわたる就職活動で最も難しいことの一つは、モチベーションの維持だ。夢の仕事につながると信じて、相当な時間と労力をかけて学位を取得したのに、新型コロナウイルス感染症の大流行で絶望的な気分になるかもしれない。

 さらに就職活動中は、毎日決まったスケジュールがないことも多い。大学では毎日時間割が異なるし、教室外での活動が学業成績につながることも多いから、毎日のスケジュールを自由に組むことができる。

 だが、就職活動中は待ち時間が長い。求人情報をチェックし、関係者に連絡し、応募書類を提出しても、多くの時間が余る。何も予定がないと、気持ちがふらついてしまうこともある。だから、自分に仕事を与えよう。

 誰も給料を払ってくれないからといって、仕事ができないわけではない。地元の慈善団体やフードバンク、教会、役所に問い合わせてみるといい。そして、やれることがあるなら、それをやるとよい。

 そうすれば日課ができるだけでなく、自分の気持ちを高めることができる。誰かを助けることは、あなた自身に多くのポジティブな気持ちをもたらしてくれる。その活動を通じて、あなたに合った仕事を紹介してくれる人と知り合えるかもしれない。あるいは、その活動が、採用面接のとき、あなたを光らせるカギになるかもしれない。

 だが、ここで重要なのは、自分の助けになることではなく、あなたの助けを必要としている人を助けることだ。とりわけいまは、助けを必要としている人が大勢いるのだから。


HBR.org原文:Graduates, Position Yourselves to Get Hired, May 28, 2020.


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