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自分が欲しいものを手に入れるために「やるべきこと」を決める人は多い。だが、時間は誰にとっても有限であり、タスクが詰め込まれていると気持ちの余裕も失われる。筆者は、求める成果を損なうことなく、ストレスを軽減させるために、「やるべきでないこと」を判断するのが重要だと説く。本稿では、タスクの足し算ではなく引き算をするうえで有効な6つのステップを示す。


 もっと、お金、業績、活力、喜び、安らぎを得たければ、もっと働きなさい。私たちはそう教えられてきた。ただでさえ膨らみ続ける「やることリスト」を、いま以上に膨らませなさいと。

 でも、その教えが間違っていたとしたらどうだろうか。自分が求めるものをもっと手に入れるには、足し算ではなく、引き算をすべきだとしたら。

 結論から言うと、エビデンスにもとづけば、やることを減らしたほうが生産性や幸福度は高まる。『最高の脳で働く方法』の著者、デイビッド・ロックの研究によれば、人は週にたった6時間しか仕事に集中できていないという。私たちが集合的に了解している週40時間とは、明らかに開きがある。

 気ぜわしい(そしてエネルギーを消耗する)ばかりで成果につながっていないことをやめると、その結果、大事なことに費やすための十分な時間ができる。そして、これまで変わらずにやってきたことのせいで手が届かなかった、安らぎや気持ちの余裕が生まれる。