2020年7月号

リスク嫌いに贈る投資判断の秘訣

損失回避の心理が利益を逃す

ダン・ラバロ

ダン・ラバロ

シドニー大学ビジネススクール 教授

事業戦略論を担当。マッキンゼー・アンド・カンパニーのシニアアドバイザーを兼任。

ティム・コラー

ティム・コラー

マッキンゼー・アンド・カンパニー パートナー

コネチカット州にあるスタンフォード・オフィスを拠点とする。

ロバート・アレイナー

ロバート・アレイナー

マッキンゼー・アンド・カンパニー シニアパートナー

サンフランシスコ・オフィスを拠点とする。

ダニエル・カーネマン

ダニエル・カーネマン

プリンストン大学 名誉教授

プリンストン大学ユージン・ヒギンズ記念講座名誉教授。心理学を担当。同ウッドロー・ウィルソン・スクール名誉教授。心理学と公共政策を担当。

企業はリスクのある投資を行うことで、株主価値を創出するとされる。仮にいくつかの投資が失敗したとしても、成功したもので相殺できれば、企業としては問題ない。すなわち、ポートフォリオ最適化の理論である。しかし、全体の経営資源を見ながら投資規模や是非を検討できるCEOが相対的にリスク中立であるのに対して、階層的組織の下位で意思決定に関わるマネジャーはリスクを回避したがる。ある投資の失敗が、たとえ企業全体には大きな影響を与えないものであっても、自身のキャリアに深刻なダメージを生じさせるからだ。本稿では、リスク回避によって企業がどれだけの価値を逃しているかを検証し、さらに本来得られるべき利益を手に入れるために、投資の意思決定に関わる手法やインセンティブをどのように変えたらよいかを具体的に提示する。
PDF論文:11ページ[約767KB]
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