(1)時間をかける

 私は1年以上、職探しを始めなかった。経済的な余裕があるなら、緊張から解き放たれ、考え、気持ちを取り直す時間は不可欠だ。キャリアが破綻したら自分がいかに落胆するか、甘く見てはいけない。

 立ち直り、視野を広げ、そして、ただ休む時間を設けよう。同じ職務や業界に戻るのか、もしくは大きく変える必要があるのかを冷静に判断するために、危機から距離を置くことが必要だ。

 その決断ができても、最初に出会ったものに飛びついてはいけない。挫折は、自分の道を慎重にリセットするチャンスだ。

(2)思い切ってやってみる

 金融会社の幹部だった男性が、昔からの夢だった木工の仕事に転換したという記事を最近読んだ。彼の変化はみずから選択したものだが、たとえあなたの変化がそうでなくても、情熱を傾けていたものを振り返る価値はある。

 若い頃に培っていたものの、さまざまな理由で追求しなかったあなたの才能は何だろう? いまがチャンスかもしれない。

 私にとって、それは書くことだった。書くことがずっと好きだったので、政府でのキャリアを終えた後、メディアや知り合いの連絡先をリストにして求人の問い合わせをし、『ボストン・ヘラルド』紙に採用された。給料は以前には及ばなかったが、言葉を使ってお金を稼ぐという夢が叶ったのだ。

 そこからさらに、熱意を注ぐ業界で同じスキルを活かせる企業に飛び込んだ。